植物園
ミヤギノハギ
1.分布:東北,北陸,中国地方に分布しているといわれていますが,多くは人家に植えられている高さ1~2mの落葉高木です。
2.花:花期は7~9月で花序(かじょ)は葉より長く紫紅色の蝶形花となっています。
花期の長い花です。花期には枝先が地面につくほど枝垂れます。
3.名前の由来:仙台市付近の宮城野から出たためという説と,美しい花を開くので美称して宮城野とつけたに過ぎないという説があります【牧野富太郎博士】
4.その他:宮城県代表する花で県花となっています。ハギの仲間には、ほとんど枝垂れないヤマハギや葉が円形または倒卵形~楕円形のマルバハギなどがあります。
ヤブラン
1.分布:北海道を除く日本全土に分布し,山地の木陰に生える多年草です。
2.花:花茎30㎝~50㎝になり,8㎝~12㎝の花序に多数の小さな花をつけます。花は一節にまとまってつき,花被片は淡紫色の楕円形で長さ4㎜ほどです。花期は8月~10月。
3.その他:庭や公園などに下草として植えられています。根の膨らんだところを乾燥したものを「大葉麦門冬」といい,滋養強壮や痰切りなどの効用があるとされています。
クサギ
1.分布:北海道,本州,四国,九州,朝鮮半島,中国
2.花:7月下旬~9月,枝先や上部の葉腋から集散花序を出し,芳香のある花を多数つけます。
花のあと萼は濃紅色になり,深裂して星状に開き中央に果実をのせます。真紅の萼と藍色の果実のコントラストが美しいです。
3.用途等:若葉は山菜,果実は草木染めに利用します。
4.名前の由来:枝や葉をちぎると強い臭気があることによります。
ハナゾノツクバネウツギ
1.分布:園芸雑種で自生はないが、本州、四国、九州の各地に植栽されています。
2.花: 6~10月頃まで、頂生する円錐花序につき、筒形で先が5裂したやや淡紅色を帯びた白色花が次々と咲きます。
3.その他:高さ1~2mになる半常緑低木です。生長はきわめて早いが、強剪定に耐えます
