モクゲンジ
1.分布:本州(日本海側、宮城県、長崎県)、朝鮮半島、中国に分布し、国内では寺院などに
植えられていることが多く、野生状態のものも自生かどうか不明のようです。
2.花: 7~8月、枝先に長さ15~40㎝の大型の円錐花序を出し、黄色の小さな花を多数つけます。
3.その他:果実は特長があり、長さ4~5㎝の三角状卵形で、果皮は洋紙質で風船のようにふくれます。
種子は直径7mmほどの球形で黒くてかたく、念珠などに利用されます。
ノリウツギ
1.分布:日本全土に分布し、日当たりのよい山野に生える高さ2~4mになる落葉低木です。
2.花: 7~8月、枝先に長さ6~30㎝の円錐花序をだし、小型で5弁の両性花多数と
その周囲に直径1~5㎝の白色ときに淡紅色の装飾花をつけます。
3.その他:果実は10月頃成熟し、種子には両端に尾状の翼があります。幹の内皮から
糊が作られます。
ペトレア
メキシコを中心とした熱帯アメリカに約30種がある。
常緑つる性で、葉はざらざらした感じで長卵形。花弁は5枚、がくも5枚で、花冠が2重になっているように見える。
花色は白、紫、淡青などがある。
タイサンボク
1.分布:北米中南部原産。1800年代後半に渡来したと言われます。庭園や公園の主木、植え込み、とくに洋風の庭園に適する常緑高木です。
2.花: 5~6月、枝先に香気のある白色の大輪の花を開きます。花弁は通常6個、
雄しべは多数で花糸は紫色をしています。
3.その他: 大気汚染に強い。
ジャンボラン
常緑高木樹皮は厚く、はがれやすい。葉はやや堅く、細かい葉脈がはっきりしていて、形は広楕円形~長楕円形または倒卵形、表面は光沢がある。葉のわきから出る花序に白い小花を多数つける。
果実は黒紫色に熟し、中に1個の種子がある。
ユリノキ
1.分布:北アメリカ原産。日本には明治初期に渡来しました。高さ20m以上になる落葉高木です。
2.花: 5~6月、枝先に直径5~6㎝のチューリップのような形の花をつけます。花弁は6個で基部に
橙赤色の斑紋があります。萼片は淡緑色で3個あり、そりかえります。
3.名前の由来: 属名の直訳「チューリップのようなユリの木」という意味する言葉に由来します。
ゲットウ
熱帯アジア、ポリネシアなどに約150種がある多年草で、わが国にもハナミョウガなど25種がある。
根茎に芳香のあるもの 「や、花の美しいものが多い。
ヒトツバタゴ(別名:ナンジャモンジャ)
1.分布:特異な分布で、本州(長野県、岐阜県、愛知県)、九州(長崎県対馬)に分布し、
高さ30m、直径70㎝に達する落葉高木です。
2.花:雌雄異株。5月、新枝の先に円錐花序をだし、白い花を多数つけます。
3.名前の由来: タゴはトネリコのことで、葉が単葉なので「一つの葉」の名がつけられました。
ジャボチカバ
高さ12mぐらいに達する高木・葉は長卵形で対生・花は白色で雄しべが多数着く。
球形の暗紫色の果実が幹や枝に直接着く。
オオデマリ
1.分布:日本では非常に古くから栽培されている園芸品種で、高さ1~3mになる落葉低木です。
2.花: 4~5月、枝先に散形花序を出して直径5~6mmの小さな中性花をつけ、緑を直径3~4cmの白い装飾花が取り巻きます。白い手まりのような花序は、大きいもので直径12cmくらいあります。
カリン
1.分布:中国原産で、甲信越、東北地方に多く植えられている高さ6~10mになる落葉小高木~高木です。
2.花: 4~5月、短枝の先に直径約3cmの淡紅色の花が1個ずつ咲きます。花弁は5個です。
3.その他:樹皮は鱗片状にはがれ、葉は長さ4~8cmの倒卵形です。果実は長さ10~15cmの楕円形又は倒卵形で、10月越え鬼黄色に熟し、芳香があります。
果肉はかたくて渋みがあるので、生では食べられませんが、砂糖漬けや果実酒、薬用などに使われます。
テコマンテ
ニューギニアを中心にオーストラリア・クイーンズランドやニュージーランドに約5種が知られる。
そのうち数種が美しい花を鑑賞するために栽培される。
大型の常緑つる性植物。古い幹から直接花序を出して花を咲かせる。
花はなかなかの珍花といわれる。やや肉質でラッパ状となり、先端は5裂する。
キブシ
1.分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布し、山地や兵陵に生え、よく分枝して高さ3~5mになる落葉高木です。
2.花:3~4月、葉の開く前に前年伸びた枝の葉腋から長さ4~10cmの穂状花序を多数垂らし、長さ約7mmの鐘形の黄色の花を開きます。
3.特記事項:果実を五倍子(フシ)の代用として黒色に染料にするので「キブシ」の名があります。
雌雄異株です。
