ビグノニア
葉は対生、長楕円状
披針形、無毛・花がカレーの色や香りに近 いので、一名カレーバインとも呼ばれる。 花形は筒型ラッパ状。
サンシュユ
1.分布:原産地は中国・朝鮮半島で、日本には江戸時代(享保年間(1716~1736年))に薬用として朝鮮半島から渡来しました。
2.花: 葉が開く前の3月、黄色い花を枝いっぱいに咲かせます。マンサクやレンギョウと並んで、黄色の花を咲かせる春の花木の代表格です。花は一つに見えますが、たくさんの花を4枝の苞葉が包んでいます。
従って、ヤマボウシなどと同じですが、ヤマボウシのように苞葉が花弁には見えません。
3.特記事項:真っ赤に熟した果実から種子を抜き、乾燥したものを山茱萸(サンシュユ)といい、これを煎じたものを強壮薬や腰痛、めまいなどの薬用にします。
ブラシノキ
「高さ8mほどの低木・花は多くの種類では赤色系であるが、なかには黄白色の花を着けるものもある。
種子は木質の果実に 入ったまま樹上に残り、山火事などで植物体や枝が枯死するまで散布されない。
マンサク
1.分布:本州(関東地方西部以西の太平洋側)、四国、九州に分布し、山地のやや乾いた斜面や尾根の林内に生育する落葉小高木で、高さ2~5mになります。
2.花:2~3月、葉に先駆けて前年枝の葉腋から出た短い柄の先に、黄色の花が数個まとまって咲きます。
花弁は長さ1.5cmほどの細長いひも状になります。
3.名前の由来:枝いっぱいに花を咲かせるので「豊年満作」からきたもの、また、早春に咲くことから「まず咲く」が訛ったものとする意見もあります。
4.その他:この他マンサクの仲間には、花弁が赤色のアカバナマンサク、花の基部だけが赤色のニシキマンサク、花弁が黄色で葉が丸みを帯びているマルバマンサク、花弁が橙黄色で基部がしばしば赤色のアメリカマンサク、花弁が黄金色で基部が紅色のシナマンサクなどがあります。
ヒスイカズラ
常緑つる性木本。葉は3出複葉、10~15cm. つるは20~30m.花はヒスイ色、総状花序はときに1.5mになる。
ザゼンソウ
1.分布:北海道、本州(温帯)に分布し、山岳の湿地に生育します。本県では県北部の林縁などの湿地帯にまれに生育しています。
(茨城県版のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています)
2.花:2~4月にかけて、暗紫色で10~30cmの仏炎苞に包まれた花が、葉がでる前に咲きます。開花する際に発熱(25℃まで上昇)し、この発熱時の悪臭と熱により花粉を媒介する昆虫をおびき寄せると考えられています。
3.名前の由来:苞に被われた花穂を、僧侶が座禅を組んでいる姿に見立てて名前が付けられました。
オクナ・キルキー
高さ2mぐらいになる小低木で、革質の葉は長さ5~7cm、葉縁には小さな鋸歯縁である。
花は黄色ですぐに落るが、がくと花托が緑色から赤色となり、赤色から黒色の豆粒大の果実を5個着ける。
ロウバイ
1.分布:中国原産の高さ2~5mの落葉低木です。江戸時代に渡来しました。
2.花:1~2月芳香のある黄色の花が咲きます。花の直径は約2㎝で花被片は多数らせん状につきます。
内側の花被片は小さくて暗紫色、外側の花被片は黄色でやや光沢があります。
3.名前の由来:ウメと同じ頃に咲き、ろう細工のように見える花が咲くからという一説があります。
4.特記事項:ロウバイに似ているソシンロウバイは基本原種であるロウバイの変種で、ロウバイよりも花がやや大きく(ロウバイの花は約2㎝)、香りも良いです。
花芯部もロウバイが暗紫色なのに対してソシンロウバイは黄色です。
コエビソウ
株元から細い緑色の茎が約1mに立ち上がる。葉は対生して長さ3~7cm。
それぞ れ分岐した茎は節間が長く、半つる性で 、先端に着く花はエビの尾を思わせる形で、赤褐色の苞が重なり合う。その間から白色の唇形の小さな花が咲く。
ウコンラッパバナ
つる性低木で、高さ5~6m.枝は緑色で光沢がある。葉は長楕円状卵形、鋭尖頭無毛で、長さ6~12cm、幅は長さの半分 よりもやや広い。
花は大きく、長さ18~25cm、花期は短い。
